カキモリのつけペンレビュー | 真鍮がくれた“静かな贅沢“
本日もお疲れ様です。
アナログ(アナログなブログ)のろじです。
今回はずっと気になっていた、カキモリのつけペンをお迎えしたので、その使い心地や魅力をレビューしてみたいと思います。
結論から言うと、
想像を超えた書き心地で、もっと早くに買えばよかったと思える1本でした。
カキモリのつけペンって？
東京・蔵前にある文具店「カキモリ」が作る、シンプルで美しいつけペン。
ペン軸とペン先を組み合わせて自分好みにカスタマイズできるのが特徴です。
インクの交換がとても簡単なので、インク好き・手帳好き・万年筆好きの間でもじわじわ人気が広がっています。
見た目からもう好き。わたしの選んだ組み合わせ
わたしが選んだのは軸はMini holderのCloud、ペン先はMetal nibの真鍮。
Mini holderは少し小ぶりなつけペン軸で公式サイトによると、国産の楓と植物由来オイルを使用、職人さんが1本1本手作業で塗装しているそうです。
真鍮のペン先は経年変化を楽しめ、「本当に金属？」と思うほど、しなやかで柔らかい書き味です。
この書き味には感動しました。
書く角度により細めの線や文字を書いたり、傾けることで太い線を引くこともできます。
カキモリのペン軸だけでなく、多くのペン軸で使える設計です。
軸の木の温かみと真鍮の高級感の相性が良く、持っているだけでうれしくなるデザインです。
インク遊びがはかどる道具
このペンの最大の魅力は、やっぱりインクの自由さ。
水でさっと洗えば、すぐに違う色のインクを試せます。
わたしは手帳を書く時、その日の気分でインクの色を変えるのが好きなのですが、このペンを使えばそれがとてもスムーズ。
「今日はちょっと青系で静かな気持ちにしよう」
「明日は明るいピンクで気分を上げたい」
「今日は気分が良いからお気に入りのインクで」
こんな風に楽しみがひとつ増えました。
万年筆ではできない、つけペンならではです。
気になるところも正直に
もちろん、使ってみて「少し気になるな」と思うこともありました。
つけペンあるあるなのでカキモリのつけペンに限った話ではないのですが、
・書き始めがちょっと太くなりやすい
・細かい文字を書くには向いていない
・こまめに洗う必要がある
その不便さも含めて「書く」ということに丁寧になれるのが、つけペンの良さかもしれません。
書くことが、ちょっと特別になる
このつけペンを使い始めてから、手帳時間がとても楽しくなりました。
毎日の中でほんの数分でも、ペンを持ち、インクの色を選び、ゆっくり文字を書く時間がある。
それだけで、少しだけ自分に優しくなれる気がします。
おわりに
カキモリのつけペンは、誰にでもおすすめできる道具ではないかもしれません。
でも、「書くことが好きな人」や「文房具を楽しみたい人」には、ぜひ一度使ってみてほしいと思います。
スピードよりも手間をかけること。
便利さよりも、丁寧さを楽しむこと。
このペンがくれたのは、そんな価値観でした。
